お茶大では本年度より、理数系教員養成拠点構築事業「『理学する心』を持つ小?中学校教員の指導者養成」を開始します。本事業では、理科が好きで得意な小学校教員と理学部出身の大学院生を、指導力と教材開発力に優れた小?中学校教員に育てることを目指します。そのために『コア?サイエンス?ティーチャー（CST）副専攻』を立ち上げ、以下の科目を開講します。

1.「CST理科教育法I」（2単位）
　「エネルギー」「粒子」の単元について、小?中学校の接続を意識した理科と先端研究をつなぐ理科教育を学ぶ。

2.「CST理科教育法II」（2単位）
　「生命」「地球」の単元について、小?中学校の接続を意識した理科と先端研究をつなぐ理科教育を学ぶ。

3.「自由研究指導法」（2単位）
　夏休みの自由研究を対象とした指導法や論文の書きかたを学ぶ。

4.「教員研修実践論」（2単位）
　地域の教育資源を教材化するための方法論を学ぶ。模擬教員研修を行ない、研修の実践法や受講者に対する接し方を学ぶ。

5.「教職インターンシップ」（2単位、大学院生対象）
　教育現場の体験学習を行なう。

　これらの科目に全て合格した受講者はCSTと認定され、都内の市区に設置する理数教育支援拠点とCST専属理科支援員を活用して、地域の理数教育を振興します。