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2021年度「第6回 辻村みちよ賞」選考結果報告

2022年2月18日更新

辻村みちよ賞選考委員会委員長
お茶の水女子大学 生活科学部長 仲西 正

第6回辻村みちよ賞選考委員会は慎重に審議を行った結果、下記の方を辻村みちよ賞候補者として本学学長に推薦し、了承を得ました。
「辻村みちよ賞」設立趣旨についてはこちらをご覧ください

辻村みちよ賞

都甲 由紀子 
(大分大学教育学部 准教授

業績「天然色素の染色研究と被服学に関する家庭科の教材開発」

 都甲氏の研究は、家政学?生活科学を中心に据えた視点に立ち、天然染料による染色が、人間生活へどのように関わり貢献しているかについても探究されているという点に特徴があります。平成20年に本学の女性リーダー育成プログラムによりブータン王国に派遣される機会を得たことをきっかけに、ブータン王国における天然色素(ラック染料)の生産方法、社会的役割に関する研究プロジェクトを立ち上げ、その成果は、フランスのトゥールーズで開催された日仏学術フォーラムでの招待講演(Red in Japan and Red in Bhutan、2016年)に繋がっております。また専門的な知見の探求に限定することなく、研究内容を小中高の家庭科衣生活分野の教材開発や教育プログラム(JSPSひらめき☆ときめきサイエンス等)の継続的な実施に役立てるなど、教育現場において実践的な展開を果たしているところは高く評価されています。ブータン王国におけるGNH(国民総幸福)の概念と家庭科教育を関連づけて考察した研究成果は、社会技術革新学会奨励賞として評価されています。大分大学着任以来、九州で育つ動植物由来の天然色素による染色研究とその教育実践への応用にも取り組んでいます。
 以上のことから、本選考委員会は、都甲氏は、家政学?生活科学の諸分野において顕著な研究業績を挙げた者に対して授与される辻村みちよ賞受賞者として大変相応しいと判断しました。

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